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訪朝&帰国

  • 2004-05-23 (日) 18:57
  • 時事

小泉首相訪朝
はー、ボーっとしていたら乗り遅れた乗り遅れた(愚。
5人のお子様帰国お疲れ様。
自分の親が国家的に拉致されてきた人だと知った時はきっとショッキングだったと思いますが、病気にもならずによく生きてこれました。
そして生まれ育った祖国を離れ、異国の地日本で、文化文明というものを堪能してください。
小泉さんもケモノ相手に、力技にうったえずキレずよくぞ家族を日本に呼ぶ事ができたと思います。更に行方不明者の再調査を約束してきて、非常に有意義な訪朝だったと思います。
拉致被害行方不明者の家族の方々の憤りはわからなくもないです。そら、人様の家族は帰ってきているのに自分の家族は未だ生きているかも分からないので。そんな状況に置かれているならつい興奮してしまうのも理解出来ます。
しかし、「最悪の結果になった」「もう信じられない」っていう程、小泉さんが悪い結果を持ちかえったとは思えないのです。
むしろアニマル国家相手に再調査をこじつけて来たのだから、なかなか1歩進んで舞い戻ってこれたんではないかと思うのですが。
拉致被害者家族の方々のVを見ていると、3人の人質事件の事が思い浮かびます。
3人の人質さんたちの家族は、言うべきでない状況下で政治的な発言をし、世論に散々攻撃を受けました。もっとも言い方を変えたりタイミングを図ったりすればあれほど攻撃を受ける事はなかったのではないかと思うのですが。
国と国との問題はひとこと言葉を交しただけですんなり決まる事ではないです。現在拉致問題はちょっとずつ前進している最中であると思います。
物ごとには順序があって、おそらく5人の家族の帰国よりも10人の安否の確認が先に決まると言う事はなかったと思います。しかし、まずは生存が確認していて日本に戻る意思のある人たちが帰国出来たと言う事が、その後の10人の生存確認、帰国につなげるためのきっかけになるという事は充分ありえます。
そんな解決への1歩をなしとげたはずなのに、今回成果が出た事に関しての言及は1つもなく。そしてとにかく残念だったと言うばかり。
拉致被害者家族の気持ちは、わたしでは推し量れないくらいはがゆくて悔しいとは思います。でもヒトの前ではもうちょっと言葉を選んで喋らないと、いつか3人の人質事件のように家族がやり玉にあげられやしないかなんて心配にもなるのです。
世論は表現1つでコロッと変わります。報道のしかたもそうだし、会見のしかたもそうだし、つまりはヒトの心を左右するのは表現のしかただと思うんです。せっかく皆が拉致被害者とその家族の幸せを願っているのだから、少しは小泉さんの今回の成果を認めてもいいんじゃないかなー、せめて「なにもしてくれないヒトだ」なんてのはナシにして貰った方がいいんじゃないかなぁと思いました。

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