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京都府警のWinny突破の手法が明らかに

  • 2004-09-16 (木) 4:20
  • 時事

京都府警のWinny突破の手法が、ついに明らかに

最強のP2Pツールと呼ばれ、「絶対に警察に捕まらないソフト」と考えられていたファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」。暗号化やキャッシュ化など、幾重にも施された匿名化の仕組みを、京都府警がどのようにして突き破り、ユーザーを逮捕したのか、これまで公的にはいっさい明らかにされてこなかった。だが、9月1日に開かれた開発者・金子勇被告の初公判検察側冒頭陳述で、その捜査手法の一部がついに明らかにされたのである

つまり、winny自体の暗号解読はなされておらず、それに付属しているBBS機能から割れたということらしいです。
わたくしwinnyを使ったことがないのですが(本当です)使ったことがある人経由で「BBSがあるんだよ」ということを知ったのですが、なんかコミュニケーションしてるっぽくて楽しそうだなぁ、と思った記憶があります。
MXなんかはチャットじゃないですか。チャットって敷居が高いですよね。掲示板のほうが気軽に書き込みできていいなぁ。
それにしてもこんな事を公表したら、掲示板を利用せずに再びWinnyを始める人が多発するんじゃないのでしょうか。いいのかな。
それよりも恐るべき疑いが挙がって来ています。

Antinny.Gによる捜査情報漏洩が逮捕の引き金になったという説もある。開発者を逮捕することでウィニーネットワークの息の根を止めようとしたのではないかという疑いが公然と語られているのだ。例えば金子被告の初公判の前日、同じ京都地裁で開かれた高崎市のウィニーユーザー(前述)公判の最終弁論で、弁護人は次のように述べた。
 「本件の幇助として金子被告を逮捕したのは、京都府警からの捜査情報流出が原因ではないのか」

Antinny.Gというのは、Winnyで流行った例のウィルスです。デスクトップをキャプチャしてばら撒かれてしまうアレです。
京都府警がコレに感染して捜査状況に関するファイルが流出して大騒ぎになる事件がありましたね。実はコレの流出を断絶するために金子氏が逮捕されたのではないかという疑いが持ち上がっているのです。
そうだとしたら、権力を翳す暴君のごとくの警察という組織の恐ろしさが露呈している真っ最中ということになります。
もしこれが事実かつ金子氏が勝訴したら、この行為自体の追求も免れません。
だから、警察側は必死で(国を挙げて)金子氏潰しにかかるでしょう。
国の危機VSいち個人では、どう考えたっていち個人は不利です。金子氏はおそらく有罪になり、その知識と技術は永遠に封印されることになるでしょう。
なんかもー、ブラッドレイ将軍が実はホムンクルスだったってくらいの権力ショッキングです(次元が違いますか。
しかし不当な権力というのはいつの時代でも横行し、たとえアフガニスタンだって平和ボケした日本だって権力を持つものは増長し権力を自己の欲望のままに振るい、正義のために役立つことはないのです。
それが悪いことではない(悪いけど仕方がない、人間だもの)が、弱い者はいつまでも弱い、しかし強くなれば強くなっただけの奢りも生じる。それはいつの時代も変わらないのである。
だからどうしたー!

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