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花葬

  • 2004-07-19 (月) 7:06
  • 日記

葬式というものは、残された人たちが故人との別れを認識し合う儀式。
それまでフワフワしていた喪失感を定着させ、故人が進む事のない道を進んで行く為の1歩、その切っ掛けを作る儀式。
つまり儀式だな。様式ね、それ以外の何でもないです。
最初は1人でやろうと思ってたのですが。
地上の神社とかじゃ神が出て来ちゃうもん(愚。天に近い場所から仲介人ナシで花を送りたい。
そう思った日にたまたま共通の友達とメッセンジャーを交した為、近かった人たちで集まって行う事になりました。
場所は池袋のサンシャイン60、空の見える高い場所と言ってソコ位しか思いつかなかったのは埼玉県民なので(ふ。
小さな花束とあげる筈だったお土産とスターバックスのコーヒーを持ってスカイデッキへ。
それと亡くなった後に発売された「夜想」も持って。
前日に「朗読しようよ!」などとチャカしていたけど、儀式っぽくていいし本当に朗読出来たらなと思いつつ重いけど取り敢えず持っていく事にして。
あげる筈だったお土産というのは、実際にはそんなものは存在しないものではあったのですが、ソレっぽいものが売ってたお店をかすかな記憶で探し、多少似たものを探して買って行く。ごめんなさい、かなり遅刻しました(愚。
花とか飲食物を持って上がっても警備員に止められやしないかとドキドキしながらスカイデッキへ。取り敢えず大丈夫でした。ココで強制退去させられたら今日集まった意味が無い。すいません警備員。
ちょっと広い所に持ち寄ったお供え物やコーヒーや本を置いて、丸く囲んで座る。すいません他の客、すいませんカップルたち。一部2ちゃんのオフ会みたいな特異な様子で(違うから。
それにしても夕方4時の地上60階って本当に暑い、長袖とサンバイザー持ってきて良かった。
そんな直射日光の中、みんなで黙祷する訳でも無く泣き出す訳でも無く、丸く座る。
何故か本当に「夜想」の朗読をする事になり、「いいからパッと開いたページを読め!」と私が適当に開いてあんずさんに渡す。開いたページは「BRAN-NEW LOVER」。
「なんでブランニュだよ!」と失笑を買いつつ協力的なあんずさんはちゃんと読んでくれる(ぶ。
廻し読みをしていたら、実はブランニュの歌詞って今日の日にとても合っているような展開で。
わたしなんかみたいなのがちょっと涙出そうになったです。
最近「柄にもないけど」って言う事が多い。
「柄にもないけど」を多発するのはイタイ気もするけど、暫く許して。
それで、歌詞を書くのは更に痛いけどもっと許して。
>この宇宙でもう1度 会える日まで
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その後はご飯を食べて、サンシャインのそばの公園で酒も呑まずにお話をしていました。
そもそも今日は酒を飲むつもりはなかったけど、シラフで12時近くまで話をしていたのはちょっと驚き。
皆社交的だなぁ。わたし超ヒキコモリだなぁ(愚。
すいません口下手で。
これからはもっと廻りの事とかよく見るですよ。
ていうか本気でどうでもいいんだもん。ごめんなさい、良く知らなくて。
帰り道、ヒサコさんにだけ話した事があった。
ルール違反かなと思ったけど、というかそれもごめんなさい。
先走っててごめんなさい。
もっとさめざめとした集まりになるかなと思ったけど、皆明るくなるように頑張ってくれて良かったです。
誰かが泣いたら連鎖反応で号泣してしまいそうな紙一重ではあったけど、みんな大人だな。
私は友達が皆優秀で嬉しいです。
良かった。
いい1日だった。

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