COSMOS

1996,6,21
前作「69」とは打って変りPOPでヴィジュアル系風味を狙ったそうです。が、実際の所全体のコンセプトが散漫。69まで今井の個性をふんだんに活かしたダーク目の路線で成長してきたのでちょっと勿体無い…
↑と、当時は思っていたのですが、いま聞くとそれなりに良いじゃないですか。POPを狙ったのは前々作あたりから売上が落ち、世間の時流に乗るべくして行った作戦のようですが、わたしはBTがBTである限り一般的には売れないと思います。
このアルバムの一番おしい所は、ノイズに凝りすぎて曲を壊している個所がいくつもある所かな…
このアルバムのあと櫻井は腹膜炎になり生死をさ迷う(迷ったかどうかは知らんけど)。その為櫻井敦司写真集なんて鬼畜な企画は潰れる。誰か復活させてください。
01.Maria
今井寿/櫻井敦司
POPで〜と書いておきながら1発目が暗い。
02.キャンディ
今井寿/櫻井敦司
先行シングル。個人的にはちょっとノイズに脈絡が無くてうるさいです。
03.チョコレート
星野英彦/櫻井敦司
ダンスものっぽいリズムが割りと心地よい。キャンディにチョコレートの組み合わせ。
04.SANE
今井寿/櫻井敦司
カッチリ整った構成とシンプルなメロ、ラップ(ていうか東京ナンバー1ソウルセットのような)。
05.Tight Rope
今井寿/櫻井敦司
ファンタジックなメロディが逆に狂気を醸し出す曲。やや単調。
06.idol
今井寿/櫻井敦司
「ヴィジュ系にしました」代表曲。
07.Living on the Net
今井寿
今井節。「りびござね」「千秋楽」「今井寿発射します」という空耳。
08.Foolish
今井寿/櫻井敦司
ベースのラインがちょっとハネてて良いです。あんまり今井っぽく無いです。
09.IN
星野英彦/櫻井敦司
鬼畜系櫻井節。星野曲はおしゃれですね、POP狙い成功してると思う。
10.Ash-ra
今井寿/櫻井敦司
定番と化しているアップテンポの聞きやすい曲。
11.COSMOS
今井寿/櫻井敦司
保険のCMのような爽やかな曲。これもライブでは締め用として人気。2002年のNKでも風船爆弾は感動的でした。