惡の華
今井寿麻薬逮捕後復活第一弾。青臭さが抜けてダーク路線を突っ走り始めた一枚。音楽性〜個性が確立し唯一無二の道を歩き始める。長い間わたくしのNo.1アルバムとして君臨し、聞けば今もオセンチになるミラクル盤。実家に帰ると父がよく聞いてる。やめて恥ずかしいから。全体的に淡淡としたリフで魅せる曲が多い。
何となく音のレヴェルが低いのが不満。でも音量を上げるとちょっとうるさい(これはメンバじゃなくてエンジニアの問題)。
《惡の華》は仏の詩人ボードレールの詩集のタイトル。当時のファンは挙って詩集揃えたし、デカダンデカダン言ったりして。
この頃の市川T史の名言に、アッちゃんが破壊の美学でYOSHIKIが破滅の美学というのがあって、もうそのまま当て嵌まりすぎて悶えた。
何となく音のレヴェルが低いのが不満。でも音量を上げるとちょっとうるさい(これはメンバじゃなくてエンジニアの問題)。
《惡の華》は仏の詩人ボードレールの詩集のタイトル。当時のファンは挙って詩集揃えたし、デカダンデカダン言ったりして。
この頃の市川T史の名言に、アッちゃんが破壊の美学でYOSHIKIが破滅の美学というのがあって、もうそのまま当て嵌まりすぎて悶えた。
- 01.NATIONAL MEDIA BOYS
- 今井寿
- 復活第一番の頭に思い切った変態今井節。歎美さと奇抜さとぶっとび具合が気持ちよい。ライブでは結構お馴染みでいつ聴いても盛り上がる。
- 02.幻の都
- 今井寿/櫻井敦司
- ノイズに近い歪みギターとアラブ調のメロが呪術的。今聞くと結構よく纏まってて出来がいいなと思った。
- 03.LOVE ME
- 今井寿
- ヒステリックなギターで始まり、生き急ぐかのようなアルペジオで全編を繋ぐ、名曲中の名曲。初期に展開していたファンタジックワールドの続きなんだろうけど、あれはAngelic〜で完結してしまったので、ここから新章ゴシックファンタジー編。
- 04.PLEASURE LAND
- 星野英彦
- のんびりとした曲調が夢の中みたい。後ろのオルガンみたいな音も結構好き。”休憩所”的役割。
- 05.MISTY BLUE
- 今井寿/櫻井敦司
- ダンスホールな歎美さ。サビがタンゴに転調する、おそらくセクシー曲担当なんだと思う。
- 06.DIZZY MOON
- 星野英彦/ヤガミトール
- アニィ第2弾。このアルバムの中で一番ロック。
- 07.SABBAT
- 今井寿/櫻井敦司
- 惡の華きっての裏代表曲、これぞデカダンス。幻の都と同じく、呪術的な所がセクシー担当曲よりも、より色っぽい。PV中使用されたドールは故天野可淡氏による。
- 08.THE WORLD IS YOURS
- 今井寿/櫻井敦司
- 破滅的ダークの極み。このアルバムを単なるゴシックではなくダークたらしめているのはこの曲の存在が大きい。淡淡と刻む弦楽器が映画の効果音のよう。
- 09.惡の華
- 今井寿/櫻井敦司
- 個性的な収録曲に圧されてると思いきや、意外ときっちり纏まって逆に良さが目立つ。シングルカットとしては正解、分かり易いロック感がなおヨシ。近年ライブで聴いたら意外と興奮した。
- 10.KISS ME GOOD-BYE
- 今井寿/櫻井敦司
- 最後の最期に物悲しいお別れ。最初は大嫌いだったのに今では大好き。大人になった。